病院探しのポイント

低身長の診察や経過観察、検査や成長ホルモンの処方を考えると、最終的にかかる病院は入院施設があるというだけでなく、内分泌科や低身長外来がある病院が理想です。しかし、最初からそのような事を知っているご両親はいらっしゃらないでしょう。どこの病院に内分泌科があり、どの病院に専門医がいるかなど「大きい病院で診てもらってください」と言われただけでは困ってしまうのが現実です。それに、自分の住んでいる地域の通える範囲の場所にそのような病院があるとも限りません。検査や診断だけでなく、最終的にも1ヶ月に一度は足を運ぶことを考えると、出来るだけ近くで、出来るだけ治療に有効な病院を探すかがポイントになります。

 

探してもらって紹介状を書いてもらおう

「大きい病院に行って診てもらって」と言われても、大きければどこでもいいかな?と漠然とした状態になってしまったので困りました。私の場合は引越しをする予定だったので、引越し先にどのような病院があるかもよくわかっていませんでしたから、本当に暗中模索でした。そこで、それまでの子供のかかりつけ医だった小児科の先生が、紹介状と共に病院を調べてくださいました。これはとても心強かったですね。今では低身長や内分泌科などで検索すると多くの病院がヒットすると思います。また、外来などは何曜日に受診できるかなどもホームページなどで知ることもできるようになりました。便利な世の中になったなと思います。

 

専門医も専門外来も周囲にない!?

私が引越しした先で病院を決めるにあたって困ったのは、専門医も専門外来も周囲にないことでした。東京都の近隣県でも、今は人口密度がバラバラで、医療過疎と呼ばれる高度医療などが受けられる病院が少なくなっている地域があります。私は車で一時間弱の場所にある入院施設もある大規模病院を訪れましたが、そこにも専門医はいませんでした。ネット上では数多くあるように見える専門医や病院も、いざ生活の場から通おうとすると全く足りていないのだとがっかりしました。

とりあえず、我が子には小児喘息の持病もあったので、入院施設のある大規模病院に通うことになりました。そこに親身になってくれる先生を見つけたのです。

 

連携できる病院なら可能性がある

私が訪れた大規模病院の小児科では、子供はまず小児喘息の治療を受けていました。その上で、新しい主治医は低身長の様子も診ていこうという話をしてくれました。成長曲線を見ながら観察を続ける事は専門医でなくてもできるからです。大規模病院に通っていて良かったのはここからで、いよいよ成長曲線の-2SDから離れようとしているところで、入院して負荷検査をすることに決まりました。ここあたりからは、専門医の知識も必要ですが、他の病院に勤務する専門医の先生と連携をとって診てくれることになりました。その後の成長ホルモン治療の薬の量の調整も同じく、安定的なところにくるまではアドバイスを受けていたようです。入院施設のある病院に通っていたおかげで、他の病気で信頼関係を築けていた主治医に診てもらうことができて、長い治療も安心して受けることができました。

とかく大規模病院は医師との関係が希薄のようなイメージですが、努力次第ではきちんと信頼関係を築けて、そこから子供のために医師と親が二人三脚で努力していけるのだと感じました。