栄養不良が原因なのか?

農産物を育てるにも、肥料を与えない農産物より与えた農産物の方がより育ちが良いですね。人間も成長期に必要な栄養を摂れるかどうかで、身長などの成長が変わってくるのは容易に想像できます。子供の身長を気にする親御さんは、カルシウムが足りないのでは?もっとたくさん食べさせないと、などと尽力したりしますね。しかし親の努力不足で子供の身長が低いわけではありません。植物と違って人間の子供は無理やり食べさせるわけにもいかないからです。あえて親の責任の範疇があるとすれば、子供の栄養に対する知識でしょうか。俗説を常識と信じて間違ってしまう場合もあります。

 

偏食は栄養吸収を逃がしてしまう

健やかな成長や身長の伸びを促すには、必要な栄養を摂ることが肝心です。身長を伸ばすには牛乳を飲むと良いとか、カルシウム系が言われますが、実はカルシウムだけでは身長は伸びません。成長を促すにはカルシウムと一緒にマグネシウムも摂ることが必要とされています。割合も重要で1対2となっていて、両方を含んだ食品は豆腐が代表格です。しかし、豆腐ばかり食べているわけにもいきません。亜鉛やタンパク質も重要で、特に摂取しにくい亜鉛は牡蠣などに含まれています。また、これらを有効に摂取できても、鉄分などが不足していて貧血状態であると体の隅々まで栄養を届けることができません。

一種類だけを大量摂取すれば良いのではなく、いろいろな栄養を平均に摂っていくことが肝心ですね。好き嫌いが多く偏食がちだと、一応お腹はいっぱいになっても栄養吸収が有効にいかないというわけです。これさえ食べたり飲んだりしていればOKというものはないと思って良いでしょう。

 

ダイエットは大敵

幼児期であればダイエットはないでしょうが、最近は太ることを低学年でも嫌がる傾向があります。全然太っていなくてもダイエットに走ってしまう子供も。バナナやリンゴだけ食べる単品ダイエットなども身長の伸びには大敵です。成長期に必要な栄養分が不足するばかりでなく、身体の正常な機能も失いかねません。特に過度のダイエットは女の子であれば月経に影響を及ぼし、将来の妊娠出産に関わります。

 

小食で栄養が不足

小食で栄養が不足するという可能性もあります。子供は自分の食欲の分しか食べようとしないので、小食の子供に標準近く食べさせようとするのは至難の技です。乳児期にミルクを飲んでもすぐ吐いてしまったり、母乳・ミルク時代から離乳食へ移行するにあたって小食になってしまうことあります。アレルギーなどで食事制限をしてということもあります。4歳ぐらいまで低栄養だと低身長の傾向があると言われています。

小食を補佐するアイデアも必要ですね。医療現場などでは食欲を増進させる治療もあるようですが、家庭でも工夫のしがいがあるところでしょう。食べやすさや見た目、バーベキューなど楽しい雰囲気の中での食事がきっかけで食べられるようになる子供もいます。親の努力不足のように感じてしまい、子供に食事を強要するのは逆効果でしょう。むしろサプリメントなども使い、栄養を補いながら食事量を普通にしていくことも考えてよいかと思います。

 

病気が原因で小食のこともある

小食の原因はただ単に食べられないのではなく、その影に病気が隠れていることもあります。内臓疾患などや、繰り返し喘息発作を起こす場合などは医師に相談することも考えましょう。特に喘息の発作をよく起こす子供は、喉越しの良いものしか好まない傾向があり、お米の粒などは苦手だったりします。

また、成長ホルモン分泌が足りない子供は、食欲の方も成長していないことがあります。この場合食べろ食べろと周囲がヤキモキしても根本的な解決にはなりません。