低身長の治療方法は?

低身長を早期発見して治療をといっても、さてどういう治療があるのでしょうか。軟骨無形成症などは骨を伸ばすための手術などがあげられます。しかしそれは、どの低身長でもする治療ではありません。さらに、低身長ならば何でも成長ホルモンを投与して伸ばすわけでもありません。治療方法ではっきり言えることは、昔話の一寸法師に出てくる打出の小槌のように、振ればあっという間に伸びるものはないということです。親子で一緒に身長を伸ばすために長期戦っていく覚悟が必要です。ただし、子供が大人になってしまってから後悔するよりは、ずっとずっと良いはずなのです。

 

低身長で成長ホルモン治療が受けられるもの

低身長=成長ホルモン治療をすれば伸びる。ということではないので、低身長であっても成長ホルモン治療を受けられないものもあります。投与によって治療できる病気は、成長ホルモン分泌不全性低身長はもちろん、ターナー症候群、軟骨無形成症、軟骨低形成症、慢性腎不全性低身長、プラダー・ウィリー症候群・SGA性低身長などです。甲状腺機能低下症の場合は甲状腺ホルモンの投与になります。

 

愛情遮断症候群でも成長ホルモンの出は悪くなるが・・・

成長ホルモンの分泌が悪くなる病気ならば何でも成長ホルモンの投与に繋がるかというとそうでもなく、愛情遮断症候群など子供の成長の環境に起因するものなどは、その前に改善するところがあります。多くは育児のネグレクトなどが原因ですが、保護者の養育状況や家庭環境などを把握して、必要があれば子供を保護者から遠ざけたりする処置もします。同時に保護者の心理療法なども行われたりして、改善されると急に成長を始める子供もいます。成長ホルモンの分泌が悪くなるというのが、そもそも夜不安や怖い思いなどをして、分泌する時間に十分な睡眠が取れないところにあるので、まずはその改善なのですね。

 

成長ホルモン投与だけが治療ではない

成長ホルモン投与の治療のための検査をして、その数値から外れてしまったからといって失望することはありません。なぜなら、基本的に成長ホルモン治療が可能とされるのが成長ホルモン分泌不全低身長症と他5疾患のみということなので、該当するのはかなりわずかであったりするのです。ほとんどの低身長症の原因は脳腫瘍など重大なものも含み200種類もあると言われています。つまり、ただ成長ホルモンを魔法の薬のように投与するのではなく、根源から治療することが望ましいのです。そこで、成長ホルモンの検査をして投与外となったら、すぐに切り替えて違う原因を追求して早期診断治療となるようにしましょう。

 

低身長・成長障害は治療して治るの?

本当に親が一番心配なことは、低身長などの成長障害が治療して治るのかということです。今の医学、きっと薬一つで治るに違いないと楽観する方でも、調べ始めると前途多難というところに行き当たるでしょう。低身長など成長障害は原因によって適切な治療をすることで成長促進をすることができます。原因となっている病気や環境の異常を見つけ、その治療をしていく中で、また必要な治療が見つかるかもしれません。早い段階での受診と早期治療が高い効果を得るコツでしょう。

背を伸ばす確実な方法としては、成長ホルモン分泌不全性低身長症に対する成長ホルモン治療の他に、甲状腺機能低下症に対しては甲状腺ホルモンの治療、軟骨無形成症などには脚延長術などの手術があります。

 

治療と平行して身長を伸ばす助けをする

治療をしてもしなくても、低身長であるならば身長を伸ばす手助けをしましょう。意識的に生活習慣などを改善して、治療をより効果的なものにしたいですし、治療から対象外になっても家族が協力できる手助けといえます。

食事・運動・睡眠は子供の身長を伸ばす手助けの3大柱です。食事は軟骨細胞を構成するたんぱく質や亜鉛を充分にとることですが、両方摂れてしまう代表格は納豆でしょう。わりと身近な食材ですよね。運動は適度に骨に刺激を与える全身運動。無理な筋トレや重量物を持つようなものは好ましくありません。睡眠は夜更かし厳禁。成長ホルモンの分泌を最大限にしたいので、夜は22時~2時までは熟睡タイムです。もちろんその時間寝ていれば良いのではなく、子供はある程度の長時間の睡眠が必要です。