身長が伸びないのは成長障害?

< 成長障害>と聞くと、発達障害という言葉とダブって色々な想像をしてしまいがちです。しかし、実際以上に不安を感じたり、先を悲観することはありません。成長障害ということはどういうことなのか、またはその原因に考えられることは何なのか、その先の診断や治療は? 知識を吸収することで、漠然とした不安が払拭されるでしょう。

 

 成長障害とは

成長障害とは具体的な障害の名称ではなく、主に子供の成長に関して成長しづらいということの総称になります。病気や心身機能障害などの原因で成長期に適度な成長をせずに、同年代と比較すると異質な状態をいいます。低身長が成長障害の中でも多く取り上げられるので、一般的に成長障害=低身長みたいなイメージもあります。

 

成長障害の原因

成長障害で年間の伸び率が標準よりも遅いために、結果的に標準や周囲より身長が低くなってしまうことがあります。成長障害で一番代表的なところで、本来育ち盛りのはずの子供の成長が妨げられるのは何かの原因があるとされています。

原因として、病気的なものではないものもあり、親の身長が低いために子供も低いという遺伝的体質的なものがあります。生活環境も影響することがありますね。一方病的なものでは、身長を伸ばすのに必要な成長ホルモンや甲状腺ホルモンなどの不足や、染色体異常、軟骨異栄養症など骨の病気等が原因で正常な身長の成長が妨げられている場合があります。この場合は内分泌科などがある病院で診断してもらうと検査や薬の処方などがスムーズになるでしょう。他にも、内臓疾患なども原因であることがあり、まずは小児科で総合的な検査が必要でしょう。

 

成長障害の診断

成長障害の診断、主に低身長の診断となりますが、診断にあたってはまず問診などに必要なものを持参します。生まれた時の状況や、これまでにかかった病気、今までの健診や身体測定の結果や、それを成長曲線などに記入したもの。これは母子手帳などを利用すると良いでしょう。家族の身長や特異な病気などもメモしていくとよいでしょう。診察時にはこれらの問診の他に子供の身長体重測定と、低身長以外の異常の有無も診られます。成長の度合いなので、二次性徴の程度も診ます。

 

成長障害の検査

問診が終ると検査を行います。問診で必要な検査、必要でない検査もわかります。まずは血液検査や尿検査、レントゲン検査が中心ですね。血液や尿からは内臓疾患がないか、糖尿病などが無いかなどが分かります。成長ホルモンが分泌される際に分かる成分も発見できるので、ここで成長ホルモン分泌の程度も検討をつけることができます。レントゲンは、骨の成熟度合いを診るための手の骨を映します。頭部のMRI検査もすることがあります。脳下垂体などに腫瘍などの異常がないかなどを調べます。ここで成長ホルモン分泌不足であるという可能性が濃いと、成長ホルモン分泌刺激試験をすることへ移っていきます。