出生時に低体重時だと不利か

小さく産んで大きく育てると言われていますが、やはり親としては標準であることが安心材料でしょう。もちろん母親が小柄であったりすると、赤ちゃんが大きい場合に出てくることが困難で、産道で止まってしまったりすることは酸欠になる可能性もあり望ましくありません。妊婦の太り過ぎを戒めるあたりはここらへんが根拠で、出産時にいかに赤ちゃんを速やかに外界に送り出すかがキーとなります。

とはいえ、小さすぎると子ども自身の成長が気がかりです。標準を下回る場合、子供にとってはその後の成長に不利なのでしょうか。

 

低体重児の種類

一般的に未熟児と呼ばれる低体重は2500g未満ですが、低体重児にも種類があります。ただ単に体重が少ないということがイコール子供に不利というわけではなく、低体重である理由にもよるのです。例えば何らかの理由で早い出産になってしまい、体重が少ない場合もあります。この場合は、そのままトラブルなく胎内週数40週までいることができた時に、標準前後まで育っていただろう予測ができると問題はあまりありません。

一方で、胎内週数40週に近いというのに低体重だった場合は、一番育ちやすい胎内でも育ちにくかったという原因が予想されます。この場合は出生後も身長体重が伸びづらく、3歳くらいまでに追いつかない場合にはSGA性低身長症が疑われます。

 

低体重児が不利な原因

今は2500g未満でも「未熟児」という呼び方はしません。が、本来未熟児という意味は「機能が成熟しない状態で生まれた赤ちゃん」ということです。つまり、本来生まれた時に備わっているはずの、呼吸を正常にすることや、お母さんの乳首に吸い付いて母乳を飲む力、免疫などが完全ではない場合があります。呼吸を正常にできないと酸素が足りないので、大抵は保育器などで様子を見ることになります。母乳を飲む力がないと、お腹が空いても栄養を補給することができません。授乳をするお母さんは、赤ちゃんが乳首を離したからお腹がいっぱいになったのだろうと思い安心しますが、実は足りていないので短時間で泣き出します。栄養が足りないままだと発育に支障をきたすので、母親の乳首よりも吸いやすい柔らかめの乳首のついた哺乳瓶で与えたりと工夫をしたりします。が、あまり低体重であると、それも難しいのでNICUなどで管理したりします。

また、免疫はか弱い赤ちゃんにとっては非常に必須なもので、本来1ヶ月は母親の免疫を受けついで風邪なども引きにくくなっています。ところが免疫が足りないと簡単に感染症にかかり重症化しやすくなります。度重なる病気は発育を妨げるため、その後の身長体重など体格面にも影響がでてくるというわけです。

 

低体重児の体重による分類

低体重児は出生の体重によって分類されています。低出生体重児は2500g未満。極低出生体重児は1500g未満。超低出生体重児は1000g未満となります。

身長体重だけでなく、運動機能なども影響が出てきたり、学習障害なども成熟児と比べて多くなるといわれています。小学校入学までは親としても不安なことも多かったりするでしょう。小食や病弱なところが他の子供に比べて目立つかもしれません。ここは普段の病気だけでなく、成長の過程も含めて主治医と連携をとって対処したり見守りたいところです。