低身長症かもしれない、どうすればいい?

「身長がもうちょっと欲しいなぁ」という場合は、栄養や睡眠を気をつけながら様子を見たいところですが、成長障害である低身長症の疑いをもったら、親としてどうしたらよいのでしょうか。最終的な病気としての判断や、適切な治療については医師が決めることになるので、早期に病院に行くことが肝心です。できれば、思春期を迎えないなるべく低年齢のうちに。低身長症かもしれないと思ったら、まずは準備を始めましょう。

 

低身長症かもしれない、と思ったら準備すること

ただ単に背が低いのではなく<低身長症>として医師にかかるとすると、病気かもしれないという判断をするための根拠が必要になります。まずは子どもの母子手帳を用意しましょう。生まれた時の様子から身長体重まで記録してあるはずです。その後の何ヶ月健診というのも受けているかと思います。そこにも身長体重から、健診をした医師の気がかりなところを記載してあるはずです。その時点で身長が標準よりも低いというコメントがあれば、これからかかる医師にも伝えるべきでしょう。

次に成長曲線というグラフを用意します。ファイザー製薬などや日本小児内分泌学会などのホームページなどからダウンロードしたり印刷できたりします。そのグラフにこれまでの身長体重を記載していきましょう。グラフの線の-2SDの線上や線の下になる場合は、なるべく早くに成長曲線グラフを持って医師に相談しましょう。

 

なぜ早い時期が良いのか

内臓的な疾患等でなければ、低身長症の治療に成長ホルモン投与が有効であることが多いです。とはいえ、成長ホルモンを投与してもすぐにグングン伸びるわけではありません。標準から足りない分を足しているだけで、打ち出の小槌のように即効性があるわけではありません。人間が身長が伸びていくのにはある程度の時間が必要で、しかも思春期という身長が伸びるラストスパート前であることが必須なのです。そのため「低身長症かもしれない」と思ったら、なるべく早く医師に相談して、診察や検査を受けることをオススメします。

相談した時期が早くても、身長の伸びの経過を有る程度の期間観察する可能性があります。それから成長ホルモン投与の申請をするために、入院して負荷検査を行ったりもします。実際には成長ホルモン投与まで意外に時間がかかったりするものです。早い段階から踏み切ることが大切です。

もちろん、内臓的な疾患や腫瘍などがあっての低身長の場合もあるので、これも早い段階での治療を考えたいところですから「もうちょっと経過をみてから・・」という迷いがあるなら、専門医の門をノックしてみましょう。

 

低身長受診目安

低身長であるということが分かる場合。または、低身長ではないけれど、ある時期より急に背が伸びていない場合。逆に年齢のわりに急激に身長が伸びてきたときです。これらの場合は、一度は専門医、またはその知識がある医師に相談する価値はあると思います。治療開始の年齢制限はありませんが、小学校入学前後で治療を開始する子供が多いようです。