100人中小さい方から何番目?

「我が子の身長が低いような気がする。周囲の子供と比べても低い」と思っても、同じ学年でも早生まれの子供と4月生まれの子供では違いがありますよね。また、周囲の子供がたまたま身長が高い方なのかもしれません。クラスで背の順に並んでも、誰かが一番前になるわけですから、一番前だからといって低身長ともいえません。それでは、どこまでの基準や目安で低身長だといえるのでしょうか。

 

100人いたら何番目?

クラスで背の順に並んで一番前だとしても、低身長とは限りません。しかし、これが100人の子供の中の場合だと、統計的な定義が発生します。背の小さい順に100人並んだ時に前から2人くらいだと「低身長」という定義に当てはまるのです。

また、母親の胎内にいる期間に比べて身長体重が小さく生まれた場合、10パーセンタイル(100人中10番目)未満だとSGA、つまりSMALL-FOR-GESTATIONAL AGEです。これは出生時の身長体重で分かります。その中で約10%の子供が成長が追いつかずにSGA性低身長症の疑いが出てきます。

 

100人中2~3人?

正常な身長なのかどうなのかを見るのに、成長曲線というグラフがあります。同性で同年齢の子供の身長の標準偏差を用いて比較することができます。これは男女で伸びが違うのと、年齢によって標準が違うため分けられています。年齢をおって分布をつなげると曲線ができあがりますが、これが成長曲線で洋服でいったらS・M・Lなどの線で分かれています。

標準をMサイズで平均値0SDだとすると、+1SDがLサイズ、+2SDがLLサイズだといえますね。小さいサイズはSサイズが-1SD、SSサイズは-2SDになります。このSSからLLまでに入れば、Mサイズでなくても低身長症とはいいきれません。

しかし-2SD以下になると明らかに低身長で、具体的には「表で現在何歳何ヶ月か」を見て、-2SDの値以下ならば低身長ということになります。これは100人のうち2~3人という割合になり、100人子供が並んだ場合に2~3番目というイメージです。学校でいったら学年全員が並んだ時に2~3番目ということに近いのではないでしょうか。成長曲線に記載して検討するということがちょっと抵抗がある場合、視覚的に危機感があるかどうかというのは、運動会などで全校生徒が集まる折などに感じるところでしょう。この100人に2~3人という-2SDの曲線を下回り、-2SDの曲線を辿ることなく離れて下回って成長する場合は、なるべく早くに成長曲線に記載した身長を手に専門医にかかることをオススメします。