低身長症とは?

「うちの子背が低いわ」と感じたからと言って、それは低身長症とは限りません。<低身長症>と<背が低い>ということは別物だからです。では、どういった状態が低身長症で、どういった原因が考えられるのでしょうか。また、低身長症かもしれないと思ったら、どのようなことをすれば良いのでしょうか。子供は自分で身長が低いと思ってもどうすることもできないので、知識と行動は親の出番になります。

 

低身長症の原因になるものとは?

低身長というのは、原因が不明であっても原因が明確であっても、病的なところです。「原因が分からないのであれば、病気かどうかも分からないのでは?」と思われがちですが、成長曲線から身長の伸びが離れていくというのは正常な成長とはいえないでしょう。原因が不明で根本的な治療が見つからない病気は難病の認定を受けていることが多いので、医師や保健所に相談してみましょう。

病気としては原因の分からないものに特発性低身長症がありますが、ほとんどが身長を伸ばす成長ホルモンの分泌が不足していることに起因します。他には、染色体の病気であるターナー症候群や、低体重低身長で生まれた子供にみられるSGA性低身長症があります。

 

低身長症かもしれないと思ったら

学年で身長順に並ぶと1ケタの順番で「低身長症かもしれない」と我が子を見て思っても、さてまずはどうしたら良いのか分からないのが普通です。栄養や睡眠、運動や環境の改善をしながらも、一番にすることは身長・体重を測り続けることです。できれば、生まれたときからの記録である母子手帳にある成長曲線にマメに記載していく事が良いでしょう。意外にちょっと小さめなだけの身長かもしれませんし、明らかに低身長をさす曲線を描くグラフになるかもしれません。それを手に低身長症を診断できる病院へいきましょう。

 

低身長を診断する病院と成長曲線

低身長症を疑った場合は、まずは成長曲線のグラフに身長を記載してみましょう。母子手帳にもグラフはありますが、低身長症のための記入しやすいグラフなどがファイザー製薬の『成長相談室』というホームページなどでダウンロード可能です。パソコンで成長曲線を簡単に記録できる成長カレンダーアプリなどもダウンロードできます。病院に行く際にはこのデータが一番必要になります。

病院は小児科で低身長症を扱う病院であることが大前提ですが、成長ホルモンの投与の可能性があるので、入院して検査できる施設があり、その後の薬の処方ができる病院である必要があります。

 

最終的な身長はどこまで

親が子供の身長に異常を感じる時は、すでに周囲の子供と比べると小さめであることが多いですね。つまり、現在の時点ですぐに治療をスタートしても、周囲の子供とはスタートが遅くなってしまっているわけです。例えば成長ホルモンの投与を開始するならば、早い段階でスタートできた方が有利になります。最終身長をより高い身長にしたい場合は、早い決断が必要になるでしょう。

また、治療の過程も大切ですが、子供本人の思春期の到来の早い遅いも最終身長に関係してきます。色々な要素が絡んでの最終身長になるということを念頭においていきたいものです。