どんな診察や検査をするの?

低身長の診療を受ける、といってもどんなことをするのか、今ひとつピンと来ないのが本当です。私は子供が幼児だったために病院には母子手帳も持参していましたが、他のデータなどは一切持ち合わせてなく、全く知識などなくて診察や検査に臨んでしまいました。少なくとも、最初に何が必要か、何をしていくのかを前準備しておきたかったです。

 

持ち物に注意

初回は何しろデータが一番です。そこから汲み取れることは意外なほど大きいので、できるだけ正確で詳しいものが望ましいですね。母子手帳にある成長曲線に身長体重を記入しているならそれを、別紙で製薬会社などから成長曲線用紙をダウンロードできるので、グラフに書き込んでもよいでしょう。私は母子手帳に記入していたので、医師が別紙に書き写してくれました。さらに両親の身長も必要です。ところが、自分の身長は分かっているのに、夫の身長が分からなかったという間抜けさにガッカリでした。

生まれた時の様子やその後の異常、持病などは母子手帳があれば結構クリアできてしまうので必須ですね。

 

検査・毎年するもの

検査はまず身長体重などを測るのはもちろん、手の骨のレントゲン写真、血液検査、尿検査をします。脳下垂体を疑われる場合には、脳のMRIを撮ったりします。我が子はこれは全て検査しました。その後は、毎年手の骨のレントゲンと血液検査はしていましたね。手の骨のレントゲンからは、これからの骨の伸びシロを測ることができます。血液検査からは、内臓の病気の有無や成長ホルモンが分泌される際のソマトメジンC、甲状腺ホルモンなどを検査できます。毎年手の骨のレントゲンや血液検査をするのは、小児慢性特定疾患を受給申請するためでもあります。どのくらいあと伸びシロがあって、どのくらい効果を上げているのかが分かります。

 

入院して検査をする成長ホルモン分泌負荷試験

成長曲線の-2SDの線を外れ始めると、成長ホルモンが不足している可能性が高いとして負荷試験に踏み切ります。もしかしてもっと早くに検査をする病院もあるかもしれません。私が子供を診てもらっていた医師が専門医でないために、その検査が遅かったのではとも思いました。が、この検査は子供自身が入院して、点滴をして、採血や採尿の検査を繰り返すために子供に大きな負担があります。医師としては踏み切るタイミングが難しかったのでしょう。

検査の実際としては、成長ホルモンの分泌を刺激する薬(アルギニンやクロニジンなど)を投与して成長ホルモンが出ていないとか少ないとかを判断します。入院して検査しなくてはいけないのは、成長ホルモンが一日中一定量を分泌しているわけではなく、夜睡眠に入ってから一番分泌が多いということからです。2泊3日くらいはするので、小さいお子さんは大変だなと思います。我が子は小学3年生だったので、それなりの聞き分けもあり、点滴を引っこ抜くような騒動もありませんでしたが、それでも検査入院生活は忙しなく大変でした。ともあれ、一定の数値が決まっているので、その数値外をしめせば成長ホルモン治療をすることができます。

成長ホルモンが出ていないとか少ないという結果はショックではありますが、現状の低身長状態から抜け出せるものなら、成長ホルモン治療をぜひとも獲得したかったです。これがその時の最終手段に思えていたからです。